東近江市永源寺診療所
東近江市永源寺診療所のブログです。 東近江市永源寺地域の保健・医療・福祉の地域連携ネットワークや地域の活動報告など。 「地域まるごとケア」を目指します。
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2014年6月18日水曜日
今朝の京都新聞
今朝の京都新聞一面に「超高齢化への備え」というタイトルで記事が掲載されています。
在宅医療の担い手を育成することは大切ですが、医療だけで高齢社会を支えているわけではありません。行政や介護スタッフ、そして一般の方々など多くの方々が支え合って生活をしています。
年老いても在宅での生活を継続していただくために在宅医療や介護の重要性を認識していただくことは大切なことですが、安心して生活するためには何が必要なのか、今一度皆さんで考えていただきたいと思います。
永源寺地域も高齢化が進んだ地域ですが、私自身も地域の方々に支えられて仕事をしております。
2014年6月17日火曜日
月刊福祉6月号
「月刊福祉」という雑誌の6月号に、みとりびと第3巻の書評を書いていただきました。
発刊から丸二年が過ぎましたが、読んでいただいていること、そしてこうやってとりあげていただけることに感謝申し上げます。
2014年6月11日水曜日
現代農業7月号
連載を書かせていただいております。今月は、小学生の子どもさんのお話です。
よろしければご覧ください。
2014年6月9日月曜日
山上小学校でエピペン講習会を開催しました
先日、花戸が学校医をしている山上小学校で、教職員の方を対象に食物アレルギーをもつ児童の対応を考える講習会を開催しました。
食物アレルギーをもつ児童が、アナフィラキシーをおこしたときの症状の見分け方や対処方法についてお話をさせていただきました。
エピペンの保管場所や実際の対応など、具体的な質問などもあり、熱心に話を聴いていただきました。
食物アレルギーがもった児童が安心して学校生活を送れるよう、学校医として協力させていただきました。
2014年6月7日土曜日
お別れの時間を考える
在宅では多くの患者さんの臨終に立ち会ってきました。
在宅で診ている患者さんのなかでも「
もうそろそろですから親戚の皆さんに集まってもらっておいてくだ
さい」と伝えて、一番会いたそうな人(孫など)
が帰って来るのを待っていたかのように息をひきとる人もあれば、
皆さんが集まって、
ふと全員がその部屋を離れた瞬間に息をひきとるような人もおられ
たり、科学的にはうまく説明できませんが「その人らしいな」
という旅立ちをされる方がおられます。
でも、
いずれの場合でもご家族も皆さん納得して最期を看取られているのです
。
それは在宅の場合、
充分お別れの時間をもてているのが理由ではないでしょうか。
人生の最期には本人・家族にもお別れの時間が必要なのです。
全くお別れの時間がないまま旅立たれるような事故や災害、
あるいは突然死といった場合には死を迎えたあとにお別れの時間が
あります。
一方で、息をひきとるまでに充分にお別れの時間がもてれば、
前述したように納得のお別れになっているように思います。
ご本人にどのような最期を迎えたいか尋ねたり、
医療者が家族とともに「何もしない」ということを確認する、
そのような「死」をタブーにしない話し合いこそが、
お別れの時間を共有しているのではないかと思
っています。
人生には「生・老・病・死」があります。
「病」を治すことは医師の役割ですが、
「老」や「死」と向き合い、そして寄り添うことも、もう一つの医師の役割だと考えています。
納得できる人生を送られるためにも、我々がお見送りしてきた人たちのこと、そして我々がお手伝いできることを皆さんに伝えさせていただきたいと思います。
2014年6月6日金曜日
梅雨にはいりました
毎朝7時に診療所の玄関を開けるのが、仕事の始まりです。
入り口の向こう側には、毎月の診察に、腰や膝が痛いのでリハビリに、孫が熱をだしたので順番をとりにきたという人、いろんな人が早くから並んでおられます。
外来に来ることができなければ、私が家に往診(訪問診療)にお伺いもします。
しかし、永源寺地域の皆さんは、時間外のコンビニ受診や頻繁に往診依頼をされるといったような、便利に医療を消費するといった感覚は全くなく、どちらかというと少ない医療資源を大切に使ってもらっているように思います。
このような地域で仕事をさせていただいて15年になりました。
この間、地域の人達から信頼されていると感じるとともに、地域の人達に支えられていると強く感じます。
私が永源寺のためにできること、医療を通じたわずかなことしかできませんが、これからも続けていきたいと思います。
朝早くから順番をとりにこられた皆さんの後ろ姿を見ながら、ふと思いました。
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