昨日の滋賀報知新聞から
http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0008742
行政だけが中心となって進めている議論ではないはず。
日々の診療業務に疲弊されている病院の先生方の意見を聴きたいです。
「頑張っているけど、これ以上は無理」との現場から申し出ていただければ、皆さん納得するようにも思いますが・・・
(以下、引用)
◇東近江
国立病院機構滋賀病院を東近江市域の中核病院として整備され平成二十五年度から「(仮称)東近江総合医療センター」として生まれ変わる のに伴う能登川、蒲生の市立病院体制整備実施計画案の住民説明会が蒲生地区に続いて能登川地区でも二十二、二十三日の両日、やわらぎホールで開かれた。
会場には、初日に二百三十九人、二日目には百八十三人の市民が参加、市当局からの説明に耳を傾け、意見や要望を述べた。
午後七時から始まった説明会では、今月五日、同整備委員会でまとまった同計画案の資料が配布され、市が慢性的な医師不足や赤字経営などにより急務となって いる市立病院運営の危機的な状況を乗り切るために新体制の滋賀病院とともに市立病院の再編をめざすことで地域医療の役割を担っていく方向性を強調した。
能登川病院については日本肝臓学会認定病院とし、継続して地域の中心的な役割を担うことや滋賀医大から医師が派遣されている滋賀病院の再編と連携により地域医療を継続していく計画案を示した。
これに対し参加住民からは、「これまでの能登川病院の基本的機能を存続させ、地域医療を充実させてほしい」や「もっと地域に根ざした努力をしてもらいた い」、「なぜ、市立病院が縮小していくのか」、「能登川病院の三階病棟の活用はどうするのか」、「(滋賀病院より近い)近江八幡市立医療センターとの連携 はどうなるのか」、「開業医と能登川病院が連携して患者の治療にあたるオープンベッドの可能性はどうか」、「滋賀病院がよくなっても遠い」などの質問や意 見が出た。
これに西澤久夫市長はじめ、担当課職員、病院院長や管理者が、「病院の維持や機能を充実するには医師不足の解決が先決で、最重要課題 である」、「病院勤務医師の労働環境が過酷でひへいしている。地域の病院が連携して医療環境を改善していく必要がある」、「滋賀病院へは、ちょこっとバス などの公共交通手段を考えたい」、「病院の三階病床の活用については、様々な制約があるが検討している」、「近江八幡市立医療センターとは、現在も連携し ながら医療に当たっている。今後も変わることはない」、「オープンベットについては、地元医師会との協議が必要になる」などと回答した。
市では、会場からやアンケートで寄せられた意見、要望をまとめ、次回の委員会に報告し、必要なものについて計画案に肉付けしていく方針。
2011年10月26日水曜日
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