2013年12月18日水曜日

市内のインフルエンザ発生状況について

寒さが厳しくなってきました。

永源寺地域の幼稚園、小学校でもインフルエンザに罹患する子ども達を診察する機会が増えてきました。
東近江市では、東近江医師会などの依頼により市内の幼稚園、小中学校のインフルエンザ様疾患で欠席した生徒(児童)数を報告してもらっています。

http://www.city.higashiomi.shiga.jp/0000004639.html


これは、ただ単に自分の周りでインフルエンザがどれくらい流行しているか?という興味の対象だけではなく、じつは地域の第一線で診察を行っている医師にとっては非常に有用な情報なのです。
たとえば、インフルエンザ感染症を疑った場合、インフルエンザ迅速検査を行ってウイルスの存在を判定するのですが、じつはこの検査も万能ではありません。迅速検査は発熱などの症状出現後、ある程度(およそ12時間以上)時間が経過しないと陽性とならない場合があります(これを偽陰性と言います)。ですから、迅速検査が陰性であったとしても「インフルエンザではない」とは言い切れないジレンマが生じます。

しかし、クラスでの流行やきょうだいの罹患など周囲の流行状況から、迅速検査を行わなかったとしても、通常の診察だけで医師がインフルエンザと診断することもあります。
つまり、我々地域で診療を行う医師にとって、迅速検査の結果以外にも周囲の流行状況を知るということは、非常に大切なのです。

その人が住んでいる地域、あるいは属するコミュニティにおける有病率を知っておくこと、それは地域の方々への正確な診断というフィードバックに繋がっているのです。

行政の方々のこのような表に出ない取り組みに感謝申し上げます。


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当地域の活動が南日本新聞に掲載されました

6月8日、鹿児島県の地方紙 南日本新聞さんに当地域の活動を紹介していただきました。 田舎の地域での細々とした活動ですが、地域だからできることを発信していければと思います。