2014年9月2日火曜日

認知症のおじいさんを支える

すっかり秋らしくなり、過ごしやすい季節となってきました。
患者さんも稲刈りに忙しいようで、今日はとても暇な外来でした。
皆さん健康でなによりです。

さて、9月になると夏休みの出来事を話してくださることが多くなっております。

症 例:80歳代 男性(Kさん)
疾 患:レビー小体型認知症
家 族:奥さんと二人暮らし、息子さん二人は近くに在住

幻聴や妄想があり、いつも「スピーカーからなにやら放送しよる」「夜中の12時になると窓を全開にしないと気がすまない」、そんなおじいちゃんです。
週3回のデイサービスも気分によって行ったり行かなかったり、と奥さんも大変です。

夏休みの後半になったある日、中学生と高校生の孫たちが遊びにきて「今日はおじいちゃんの面倒は私たちが看るから、おばあちゃん休んでおいで」と言ってくれていたそうです。
しかし、そこは子どもです。面倒をみるといっても一緒にしゃべったりテレビを見たり、それでもKさんはニコニコされていました。

夜になると孫達も眠くなってきて、夜中の12時にはテレビの前でスヤスヤと眠ってしまったようです

そして12時過ぎに起きてきたKさん、いつもなら家中の窓を開けて家中の明かりをつけられるそうなのですが、その日ばかりは居間で孫が寝ているのに気付いて、いつものように窓を開けることはせず、静かに孫に毛布をかけて、大声をだされることもなかったそうです。

いいぞ、孫(ちーちゃん)!

でもKさん、孫が帰った後はいつもの生活に戻られたそうです。

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