2020年3月22日日曜日

どれぐらい続くの?

毎日、新型コロナの話題がニュースになっていますが、自粛ムードはどれぐらい続くのでしょうか?

本日(3月22日)まで、世界の新型コロナの感染者は30万人、死者も13,000人を超えています。

https://www.worldometers.info/coronavirus/

上記のサイトからの引用ですが、右肩上がりで数が増えているのがわかります。
(まだ頂点に至っていないという点に注目してください)





先日、「今どのあたり?」をというタイトルで記事を書きましたが、日本は流行拡大の手前の段階、今、まさにこのあたりなんだろうと思います。



しかし、現在地点がわかっても、その先が見通せないという不安もあります。
というのもこのグラフに縦軸と横軸の目盛りがないのです。

一つの資料として、3月6日付の厚生労働省の文書があります。
https://www.mhlw.go.jp/content/000605276.pdf




「ピーク時は、各都道府県等において疫学的関連性が把握できない程度に 感染が拡大した時点から概ね3か月後に到来すると推計されている。」と書かれています。


そしてメディアからの引用ですが、3月20日付のNYtimes onlineには、このようなグラフが出ていました。






あくまで予想でしかありませんが、新型コロナによる感染者対策に要する時間は、週単位ではなく、数か月から一年という単位のようです。
そのような長期的な視点の一方で、大型イベントの自粛、濃厚接触者の自宅待機などの「クラスター対策」はまだまだ必要な時期であることを忘れてはなりません。

自粛ムードを弛緩することにより新たなクラスターが発生することも予想されます。

感染拡大によりロックダウン(都市封鎖)という対策をとった国(地域)もあることも忘れないでください。

今、もう一度考えたいと思います。

・一人一人が、手洗いなど感染予防に心がけること
・換気の悪い場所で、多くの人が集まり、近距離で会話するようなイベントを控えること
・体調が悪ければ、無理せずに学校・仕事を休むこと

こんなことを続けながら生活を楽しむこと、学校に通うこと、経済をまわすこと、できるんじゃないでしょうか。

「今、まさにこのあたり」なのです。





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