2020年1月28日火曜日

永源寺診療所における在宅導入の内訳

ここ5年間で永源寺診療所の在宅医療(訪問診療)を導入した患者さんを調べてみました。

在宅導入前に受けていた医療の場所別で調べてみました。
(自宅のみ、施設・グループホームは除きます。)・病院から退院時・当院の外来から・他院の外来からと分けてみました。


病院からの退院は、48(うち退院前カンファレンスの参加40)当院外来から在宅へ、119他院に通院していたが、家族・ケアマネから、40でした。


がん、骨折、脳梗塞などの大きな疾患があれば入院になり、退院後に訪問診療してもらおうか・・・と病院の方から勧められることがあると思います。

しかし、外来通院を続けながらも徐々にADLが低下するような老衰などの場合、本来なら在宅移行を考えるべきタイミングを逸しているのではないか?とも感じます。

外来通院している時から「かかりつけ医」が日常生活上の問題点に目を配りながら日常生活での居場所や役割を確認し、必要であれば介護保険を勧める。

本来、高齢になれば誰もがこのようななだらかな移行期があり、ピンポイントで「ここから在宅」と勧められるようなものではないと思います。
当院のような診療所では、そのような患者さんの生活の様子が見えやすい一方で、病院ではなかなか難しいだろうとも感じます。

これからは(入院を経ない)外来から在宅への道筋づくりが重要になってくるようにも感じます。



2020年1月9日木曜日

朝日新聞さんに投書しました。

今朝の朝日新聞さんの「声」欄に掲載していただきました。


認知症や介護が必要な人を、家族だけで面倒をみる、あるいは介護保険などの制度だけで支えようとするには無理があるように感じます。
「支える→支えられる」といった一方向性の支援ではなく、互いの居場所と役割がある寛容なコミュニティが必要ではないでしょうか。
地域の人はもちろん、我々医療介護関係者ももっと地域コミュニティに目を向けるべきだと思います。


追記)この投稿をするきっかけとなったのは、先月同欄に掲載されていた投稿でした。



2020年1月8日水曜日

山上小学校でのキャリア教育

本日、山上小学校6年生に「キャリア教育」をさせていただきました。
私の生い立ち、医師を目指したきっかけ、そして私が永源寺で行ってきたことを話をさせていただきました。
医療を提供するだけではなく、地域の人とのつながり、これからの世代に伝えたいことをお話しさせていただきました。

6年生の皆さんも熱心に聴いてくださいました。





当院の在宅医療について

   ここ19年間の実績をまとめました。      死亡診断書枚数   在宅患者さん人数   訪問診療・往診のべ回数 2005年    12           66          492 2006年    17           70          553 2007年...