2012年11月11日日曜日

寒い朝。

外は朝から強い寒風が吹いています。
コーヒーを飲みながら、のんびり新聞を読んでいたらピンポーンと玄関のチャイムが鳴りました。

扉を開けると、いつもうちに診察に来てくれるOさんが長靴を履いて立っています。
「うちで採れたものやけど、先生どうぞ」と言って袋を手渡されました。
開けると立派な芋が入っています。
私がお礼を述べると、Oさんは病気の話をするわけでもなく、バイクに乗って普通に帰っていかれました。

地域の人に認められて自分の存在を受け入れてもらえることの嬉しさ、そして自分を応援してくれている人達に感謝をして、背筋を伸ばしてOさんを見送りました。

自分がこの地域で求められているのは医療だけではない、と改めて教えてもらったような気がします。地域のためにできること、私にできることは多くありませんが、その気持ちを忘れないようにしたいと思います。



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当院の在宅医療について

   ここ19年間の実績をまとめました。      死亡診断書枚数   在宅患者さん人数   訪問診療・往診のべ回数 2005年    12           66          492 2006年    17           70          553 2007年...