コーヒーを飲みながら、のんびり新聞を読んでいたらピンポーンと玄関のチャイムが鳴りました。
扉を開けると、いつもうちに診察に来てくれるOさんが長靴を履いて立っています。
「うちで採れたものやけど、先生どうぞ」と言って袋を手渡されました。
開けると立派な芋が入っています。
私がお礼を述べると、Oさんは病気の話をするわけでもなく、バイクに乗って普通に帰っていかれました。
地域の人に認められて自分の存在を受け入れてもらえることの嬉しさ、そして自分を応援してくれている人達に感謝をして、背筋を伸ばしてOさんを見送りました。
自分がこの地域で求められているのは医療だけではない、と改めて教えてもらったような気がします。地域のためにできること、私にできることは多くありませんが、その気持ちを忘れないようにしたいと思います。
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