2011年12月5日月曜日

終末期ケアを考える

昨日からのニュースで大きくとりあげられています。

「高齢者ケアの意思決定プロセスに関するガイドライン~人工的水分・栄養補給の導入を中心として~(ワーキンググループ試案)」
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/dls/cleth/guideline/index.html

ガイドライン試案への意見を公募しておられるようです。
一分一秒でも延命する医療から、よりその人らしい医療にシフトする転換点だと思います。
医療・介護現場では、訴訟を恐れるあまり目の前の患者さんに本当に何をすべきなのかを深く考えず、ただ単に死から遠ざけるような手法しかとってこなかった(とれなかった)現実があります。
しかし、人はいつか死ぬもの。
身近な人の死は受け入れがたいですが、それが自然現象であること。
そして、老衰のような自然死に至った原因は、家族や医療者の責任ではないことが広く認知されるべきだと思います。

当たり前のことを、当たり前のように行うことは、とても難しいことなのでしょうか。

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当院の在宅医療について

   ここ19年間の実績をまとめました。      死亡診断書枚数   在宅患者さん人数   訪問診療・往診のべ回数 2005年    12           66          492 2006年    17           70          553 2007年...