2011年12月25日日曜日

マクロライド耐性マイコプラズマ感染症

今年の夏頃よりマイコプラズマ感染症が流行しています。
このマイコプラズマ感染症について北里大学のHPに書かれています。


http://strep.umin.jp/mycoplasma/index.html

とても詳しく、そして丁寧に書かれています。

上記のHPによるとマクロライド耐性のマイコプラズマは2000年にはほとんどなかったのですが、2011年では86.3%となっています。

プライマリケアを行っている医師の中には、「咳の患者が来れば,百日咳,マイコ,クラミジアを考えてマクロライドを投与すべきだ」という一部の感染症の専門家の話に乗せられて,まるで鎮咳剤のようにマクロライドの投与がなされている事実があります。
また中耳炎などの耳鼻科領域においては「少量持続投与」と称される投与方法を用いられることがあり、長い時には数ヶ月にわたり投与されることもあります。

幸い、永源寺地域にはマクロライド耐性マイコプラズマの流行はありませんが、社会的な問題だと思います。

耐性菌が増える背景には、抗生物質の過剰投与があります。
今までのつけが回ってきたと考えるのは、私だけでしょうか?

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