2011年10月16日日曜日

映画「エンディングノート」を観てきました

今日は、久しぶりの丸一日何も予定が入っていない休日でした。
家族で名古屋まででかけて映画を見てきました。
「エンディングノート」
とある男性の人生の終末期を撮った映画です。
人生の最期、つまり死に対して逃げることなく向き合っておられます。
そして、家族が一致団結してそれを支えようとしている。
家族関係におもきを置いたドキュメンタリー的な映画ですが、ユーモアがあります。
死を迎えることを「辛い」「悲しい」だけに終わらせるのではなく、前向きに死を迎えることの素晴らしさを伝えてくれた映画でした。


家族の死をネタに介護の苦労や喪失感、あるいは死に対する個人の価値観を人に押し付けるのは嫌いです。

しかし、この映画は違いました。

家族の辛さよりも、亡くなられた個人(この映画では主人公)がまさに主人公でした。
主人公が悔いを残すことなく死を迎えることができるよう家族が支えていくことは、医療職や介護職ではできないことです。孫が与える元気は、病気の治療以上の効果があったようにスクリーンで拝見しました。

とてもいい映画でした。

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